二十歳の頃から喫煙を始め、16年間ほぼ毎日1箱ずつ吸ってきた。いくらか価格の変動もあるが、大体1日300円くらいだろう。1ヶ月で9,000円。1年で110,000円。16年で180万円だ。
これはかなりもったいない。小型車1台買えてしまう金額だ。その内、6割くらいが税金だ。
タバコをうまいと思って吸った事は無い。いかにも無駄な金であった。
ライターも何個も買った。安いのばかりだけど、それでもオイルも含めれば何万円かは使っただろう。灰皿も何千円分か買ったはずだ。
しかし、今はもう殆どタバコを吸わない。2ヶ月くらい買って無い。たまに貰って吸ったりするが、買う気にはならない。
かといって、禁煙はしない。タバコを自分の意思でただ吸わないだけなのに、それを誓ったり戒めたり公言したりして自分を追い込んでもそれは楽しくない。
吸いたければ吸えば良いし、今は吸いたいと思わないから吸わないだけなのだ。ただそれだけ。
必死になって禁煙に励み、毎日タバコの事ばかり考えて、我慢し続けるなんてくだらなすぎる。
そもそも、タバコを吸わなくなった理由は健康とか金の問題では無く、現政権への独りでできる抵抗運動だからだ。現政権に対して税収減というダメージを能動的に与えられるということは、タバコを吸って得られる快楽よりもずっと痛快ではないか。